
| 水やり | 鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり。 水やりする時は、気温の高い昼間に。 地植えは不要。 |
|---|---|
| 肥料 | 剪定&誘引が終わったら「バラの肥料」を1回。 |
| 病害虫 | カイガラムシに注意 |
| 寒冷地の場合 | 雪が降る前に雪囲いなどの対策をして、雪の重みで枝が折れないようにする。剪定と誘引は雪の積もる前か、雪が解けてから行う |

つるバラは木立性のバラより、ひと足早く春の準備を始めます。
剪定&誘引までを、12月下旬から1月中旬までに終わらせるのが理想。
寒くなるほど枝が硬く締まって折れやすくなることと、枝を早く横に倒して日光に当てた方が、早く花の付く芽が決まり、養分を蓄えて良い花が咲くからです。
遅くとも、新芽が出てくる2月中旬までには終わらせましょう。
この時期を過ぎると芽が出はじめ、誘引作業中に芽がポロッと取れてしまいます。ただ、芽は取れても、新しい芽が出てくるので、花が咲かないということはありません。

| 水やり | 鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり。 水やりする時は、気温の高い昼間に。 地植えは不要。 |
|---|---|
| 肥料 | 剪定&誘引が終わったら「バラの肥料」を1回。 |
| 病害虫 | カイガラムシに注意 |
| 寒冷地の場合 | 雪が降る前に雪囲いなどの対策をして、雪の重みで枝が折れないようにする。剪定と誘引は雪の積もる前か、雪が解けてから行う |
つるバラを誘引する前に、枝を整理するため剪定します。
つるバラは新旧の枝をうまく交替させると、キレイに花を咲かせられます。つるバラの剪定の基本を押さえて作業にかかりましょう。
落とした枝や葉は、地面に残さず拾って処理します。枝葉には病害虫が潜んでいることがあり、発生源になってしまうからです。

(1)まず葉を全て取り除き、枝の状態を見る。
もし枝先に、ツボミや花が付いていれば、
それらもカットする。

(2)株元から出ている枯れ枝、
黄色くなった枝、締まっていない柔らかい枝、
伸びの悪い枝をカットする

(3)枝の途中から出ている枯れ枝、鉛筆より細い枝
黄色くなった枝は、枝元からカットする

(4)古枝から出ている新しくて良い枝は、
1~2芽残したところ、芽から5ミリほど上で切る

(5)枝先は、鉛筆ぐらいの太さの場所まで
芽から5ミリほど上で切り戻す

バラ用手袋/剪定ばさみ/ペーパータイ/
ガーデニンググラスを準備する
剪定が終わったら誘引です。フェンスに咲かせるのか、アーチに咲かせるのか、オベリスクに咲かせたいのか、どこに咲かせるかによって誘引の方法は違ってきます。
また、咲かせるバラの品種によっても、誘引の仕方は変わってきます。「芽が出て、どれくらいの長さになったらツボミが付くのか」「1本の枝から、花芽がどれくらい出るのか」など品種によって性質が違うからです。
最初のうちは「思っていた風景と、ちょっと違うなぁ」と思うことがあるかもしれません。初めから完璧を求めず、1年よく観察して咲き方の特徴を掴み、少しずつ理想に近づけていきましょう。


枝と枝の間は手のひら分を空ける
誘引の手順
(1)太くて長い枝の配置を決め留める
(2)残った枝を空いたスペースに配置する
(3)込み合っている所を整理し、使わなかった枝は元からカットする


枝がS字を描くように曲げる
誘引の手順
(1)太くて長い枝をS字を描くように留める
(2)残った枝を空いたスペースに配置する
(3)込み合っている所を整理し、使わなかった枝は元からカットする

誘引の手順
(1)太くて長い枝から、上に向けて螺旋状に巻いていく。右巻きをした後は左巻きと、交互に巻くとバランスがとれる
(2)余ったスペースに残りの枝を巻く
(3)込み合っている所を整理し、使わなかった枝は元からカットする

鉢植えの場合
枝は四方から外へ出す

地植えの場合
株の横にオベリスクを

半端な位置で飛び出す
枝先は支柱へ誘導


枝がS字を描くように曲げる
誘引の手順
(1)アーチ側面は、太くて長い枝をS字を描くように留める。アーチ上部は枝を横に寝かせる
(2)残った枝を空いたスペースに配置する
(3)込み合っている所を整理し、使わなかった枝は元からカットする

3月には新芽から葉も出始めます