大苗(裸苗)の植え付け作業 鉢植え編

大苗(裸苗)の植え付け作業 鉢植え編

皆さん予約していた大苗、裸苗がお手元に届き始めた頃かと思います。


  

昨年の、ちょうど今頃のブログで、大苗・裸苗の庭植えについてブログをにしてあるので、ご購入された苗をこれから庭植えにされる方は昨年の植え付けブログを参照ください。  

 

ということで、今回は大苗・裸苗を鉢植えにする場合の、作業の流れ、ポイントをご紹介します。

  

↓↓↓大苗(鉢苗)を箱から取り出すときは袋の持ち手を引っ張り上げていただければスムーズに取り出せます。 


   

↓↓↓今回は、ピンク・パラダイスの大苗の植え付けをします。四季咲きのコンパクトブッシュで、病気にも強く、香りもよく、何よりフランスらしい華やかさが魅力のおすすめ品種です!


  

↓↓↓ちなみに1月・2月にお届けの裸苗は、苗(根)が乾かないように厚手のビニール袋に入れてから、紙製の外袋に入った状態でお届けしています。


     

苗が届いたら、出来るだけ早めに植えつけてあげるに越したことは無いですが、冬の苗は休眠状態に入っているので、そんなに慌てる必要はありません。

 

鉢苗であれば、遅くとも2月中くらいまでに、裸苗であればお届け後1週間以内くらいに植えつけていただければ大丈夫です。(とはいえやっぱり、遅いより早い方が良いですが)

 

植えつけるまでは、苗を「凍らない程度の寒い場所」で保管してください。屋外の日陰や、倉庫の片隅のような場所が良いでしょう。 

  

寒冷地の場合は、あまりひどく冷え込んだり(マイナス10度以下とか)、冷たく乾いた風に吹き曝しにされると枝が枯れ込む原因になったりするので、寒冷紗などで苗を覆ってあげるなどしておくとよいです。 

 

寒いからと言って、決して暖房の効いた室内などに入れないでください。自然に春が来るまでは休眠から目覚めてしまっては困るからです。

  

さて、作業に戻ります。。。

       

↓↓↓今回の植え付け作業で使用した資材は、左からルートプロテクターオリジナルローズポット10号くり返し使える鉢底石特選有機バラの土15Lピンクパラダイス大苗、です。


ちなみに鉢サイズの選び方ですが、ピンクパラダイスのようなコンパクトなブッシュタイプの大苗を植え付ける場合は10号鉢くらい、上の裸苗の写真のパブロワの場合は半つる性品種で、この冬植え付けてから秋までに枝が良く伸びて株が大きくなるので、最初から12号鉢でちょうどよいくらいです。

 

※植え付ける鉢サイズを決める際は、今現在の苗の大きさで決めるのではなく、ネットやカタログでその品種がどのくらい大きくなるかを確認して、秋までに気が大きくなる品種の場合は一回り二回り大きめの鉢に植え付けてあげたほうが、バラの生育もよくて管理も楽になります。 

   

↓↓↓まず、鉢から苗を抜くと、土が簡単に崩れて落ちてしまいます。

冬の大苗は畑から彫り上げて鉢に植え付けたばかりなので、根が鉢土に回っていないためです。


冬はバラにとっては休眠期なので、土が崩れて根があらわになっても全く問題ありません。

ただし、根が乾いてしまうことは絶対にNGなので、植え付け、植え替えをする際には必ずバケツに水を張っておいて、準備作業の間は根をたっぷりの水に浸しておきます。 

  

↓↓↓そのついでに、ショップおすすめのフルボ酸活力液アタックT-1も入れておきます。


フルボ酸には発根促進の効果もあるといわれているため、植え付け後の根の生育を助けてくれるはずです。。

 

↓↓↓植え付ける鉢の準備をします。ローズポットの内側にルートプロテクターを張り付けました。


プラスチック製の鉢は、暑さ寒さが鉢土に伝わりやすいので、ルートプロテクターを鉢の内側に貼ってあげることによって、特に夏場の根傷みを防ぐことができます。 

 

↓↓↓次に、水はけ確保のために鉢底石を敷いておきます。くり返し使える鉢底石は丈夫なネット入りの鉢底石で、これが1袋に4つ入っています、10号鉢なら1つで十分です。12号鉢なら2つくらいが適当です。


  

↓↓↓鉢底石が隠れるくらい、プラスアルファくらい土を入れてから、バケツに浸しておいた大苗を据えてみます。


このとき、根を鉢土の上にできるだけまんべんなく広げてあげましょう。

鉢の中心にバラ苗の中心が来るように、また高さ的には接ぎ木部分(株元の太く1本になっている部分)が、新しい鉢の土の高さと同じくらいになっていることを確認します。

 


片手で苗の位置をキープしながら、鉢土を入れていきます。

 

↓↓↓ひととおり土を入れたら、根の周りなどの見えないところに空洞ができている可能性があるので、突つき棒(?)的なものでサクサクっと軽く突いてあげます。


この時、「絶対に空洞が無いように」とおもってあまり土を固く締めてしまうと、根張りが悪くなるので注意してください。


最後に、鉢を持ち上げて地面に軽くトントンしてあげると、ちょうど良い感じに土が落ち着くと思います。

 


植え終わったときの土の高さは、鉢の高さの10~15%程度、10号鉢の場合だったら3~4.5㎝程度が適切です。

この部分はウォータースペースといって、水やりの時にこの部分にたっぷり水が溜まって、ゆっくり鉢土にしみこんでいくので、潅水作業がしやすくなります。

ちなみに、オリジナルローズポットには、適切な位置に線を入れてあるので目印にしていただけるとよいと思います。

  

↓↓↓大苗を、10号鉢に植え付けた状態ですが、これで終わりではありません。。


  

先ほど苗を浸していたバケツの水には、フルボ酸活力液アタックT-1が混ぜてあるので、そのまま捨てるのはもったいない!


ということで、バケツの水をじょうろに移して、植え付け後の潅水を。


ウォータースペースにたっぷり水が溜まって、水が引いたら再度、、、を2~3回繰り返せば、鉢土の中全体に水が行き渡るはずです。

   

↓↓↓最後に、軽く枝を剪定しておきます。


お届け時の苗は枝の長さが40㎝前後あるはずですが、鉢植えの場合にこのままの長さだと春に新枝が伸びて花が咲くころに鉢とのバランスが悪くなってしまいます。

目安としては鉢土面から枝の先端までの高さが、鉢の直径と同じくらいか少し短いくらいまで剪定してあげることをおすすめします。 

この時、冬剪定の要領で芽の位置を確認しながら枝を伸ばしたい方向に向いている芽のすぐ上(5mm~1cm)で剪定してあげると、後々樹形が整います。

   

↓↓↓これで、大苗を10号鉢に植え付ける作業の完了です!


  

肥料は、1月から2月にほかの庭のバラに寒肥を施すのと同じタイミングでOKです。

  

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