オベリスク仕立て、花後の剪定

ナエマのオベリスク仕立ての、春の開花と開花枝の切り戻しもひととおり終わりました。



花の咲いた枝の「約半分」まで切り戻し。


 



花を咲かせたベーサルシュート(ちゃんと倒れないように誘引してあります)は、「枝の半分」まで切ってしまうともったいないのと、枝が先端の方まで太く充実しているので、「先端の花房プラス葉を1~2枚」くらいのところまで切り戻す程度で充分です。


 


しか~し!


これで終わってはいけないんです。


バラ(植物)は、枝を切ったらその一番先の節(葉のついているところ)から芽を吹いて次の枝を伸ばします。=「頂芽優勢」という生育特性です。


 


なので、このままだと背の高いオベリスク仕立ての更に上の方ばかりに枝が伸びて、下の方には花枝が少なくなってしまいます。


   


↓↓↓ という事で、春の花後のオベリスク仕立ては「オベリスクの高さの3分の1くらいまで、バッサリ剪定する」のが正解です。



 


↓↓↓ こんな太い枝も、



  


↓↓↓ 剪定後の姿です! 



「こんなに切って大丈夫!?」「もったいない!!」


と、思ってますよね?


    


大丈夫です!


これからベーサルシュートの先端からは、再び勢いの良い芽が出てグングン伸びてくれます。


また、強めの剪定によって古い枝からもサイドシュートが、そして株元からはベーサルシュートが出やすくなるので、株の下の方にも若くて元気な枝が増えるんです。


  


「うちのつるバラ、最近上の方ばかりに花が咲いてあまり花が見えない、、、」


という方、多いですよね?


 


こうやって、春の花後の剪定によって、株元から新しいシュートの発生を促してあげると「株が若返る」んです。


 


今年の春、オベリスク仕立てやトレリス仕立てで開花を楽しんだ方は、このくらいまで剪定してあげてください。


  


※今よりも、更に高いところまでバラを伸ばしたい場合はこの剪定は不要です。



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