バラの土生育比較

バラには、良い土を使いましょう!

“植物は、土が大事”と言いますが、
植物の育ちが悪くても、枯れても、土が原因だと特定できないので、
実感できない方が多いのではないでしょうか。

私たちは今年、
高い土と安い土で、どれだけ違いが出るのか、実験してみました。
2018年2月、似たような枝数の3年目の「シェエラザード」を2本用意し、
「花ごころバラの土」と、安価な「花の土」を使い、それぞれ植替えました↓↓↓
バラの土生育比較
左側の株から植替え↓↓↓ 根がしっかり張ってる健全な株です
バラの植え替え
根を整理して、「花ごころ 特選有機バラの土」で植えつけます↓↓↓
バラの植えつけ

次に右側の株の植替え↓↓↓ こちらも、根がしっかり張ってる健全な株です
バラの植え替え
根を整理して、安価な「花の土」で植えつけます↓↓↓
バラの植え替え

植替え完了↓↓↓ 右の株の方が枝が締っていて、少し状態が良いですね
バラの植え替え
並べたときの第一印象は、「色が違う!」でした。左は茶色、右は黒色。
これは、配合材料の違いで、
左の土は、ココピートが多いため、茶色です。
右の土は、バークたい肥が多いため、黒色です。

“水はけ”は違うの?と、植替え後スグに実験してみたのですが、
大きな違いはありませんでした↓↓↓ だいたい同じ時間で鉢底から水が出ました
バラの土の実験

このあと、同じ環境に置き、同じ量の施肥、同じ水やりで、お世話しました。

5月の花は、あまり違いを感じませんでした。(写真がなくてすみません)
(ただ、安価な土の株の方が、よく虫の被害を受けました)

ですが、春を過ぎ、夏を過ぎる間に、
安価な土の方の株は、少しずつ元気がなくなり、枝が枯れ、
9月中旬には、明らかに差が付いていました↓↓↓

水はけ機能は同じくらいで、なぜ生育に差が出たのか?
会社の研究スタッフに聞いたところ、
「土の細かさの違いだと思うよ」と返事が来ました。
「根は、ある程度のストレスがかからないと伸びないことが分かっている。
土が粗いと、根に接着する面が少ないから、根の伸びが悪い。
バークたい肥が多いと、土が粗い。
ココピートが多いと、土が細かく、根に接着する面積が多い。
だから、ココピートが多い土の方が根の伸びが良かったんだと考えられる」
ということでした。

そして、約1年後の2019年1月22日↓↓↓ 冬剪定を終えると、このとおり
バラの土実験
安価な土の方は、ずいぶん枝が少なくなっています。途中で枯れたためです。

あと、植え替えるために、土を出したのですが、
これが、左側の高い土↓↓↓
バラの土実験
右側の安価な土↓↓↓
バラの土実験
1月に入ってから、バラに水やりはしていないので、雨の水分だと分かります。
安価は土は、最初は水はけが良くても、時間が経てば経つほど、
水はけが悪くなってくることが分かりました。
それによって、根の生育に悪い影響が出るのでしょう。

さて、バラが上手く育たないなぁ、と感じている方は、
使っている土を変えてみてはどうでしょう?
◆バラの土お徳用18L
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