はなはなショップは、毎年「国際バラとガーデニングショウ<西武ドーム>」に出店しております。

 

1月~2月 バラの冬剪定&植え替え

1~2月のバラの手入れ

木立ち性のバラは、冬剪定&植え替えの適期です!

バラは、寒くなると活動をやめ「休眠期」に入ります。
この「休眠期」の間にメンテナンスを行い、春の開花の準備をします。

1~2月のバラの状態

水やり 鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり。
水やりする時は、気温の高い昼間に。
地植えは不要。
肥料 必要なし
病害虫 カイガラムシに注意
寒冷地の場合 雪で枝が折れないよう冬囲いをしたり、玄関先へ入れたりする。部屋の中に置くのは暖かすぎるのでNG。剪定&植え替えは11月、4月に行う。

冬剪定とは?

冬剪定とは、伸び過ぎた枝や乱れた樹形を整えるために、枝を切ることです。
春から秋にかけて生育が旺盛なバラは、冬の間に形を整えておかないと、年々背が高くなってしまい、上の方だけに花が咲いてしまったり、枝が混みすぎて病気になりやすくなってしまいます。

  • 伸び過ぎた枝や乱れた樹形

  • 枝を整理する

バラの植え替えとは?

バラの植え替えには、栄養が偏った古い土を養分を含んだ土に替える目的と、土の中いっぱいに生長した根を整理する目的があります。
また、購入した時の小さな鉢のまま育てている場合は、直径30cm前後の鉢へ植え替えましょう。

  • 根の張った鉢、購入時の小さな鉢は植え替える

  • 土と根をリフレッシュ

準備するもの

冬剪定

植え替え

高品質なバラの土

冬剪定の方法

初心者の方は、枝を短くしてしまうことに抵抗があるかもしれませんが、思いのほか春には枝が伸びてきます。
鉢と株のサイズにもよりますが、株元から30センチ程度の高さにしておくと、ちょうどイイ位置で春の花が咲いてくれます。

株全体の1/3~1/2の高さにする

鉢バラの植え替え方法

バラの植替え
(1)株元をつかんで鉢から抜き
古い土を落とす
バラの植替え
(2)手でブチブチとちぎれる
細い根は土ごとむしり取る
根を乾かさないよう注意します
バラの植替え
(3)鉢に鉢底石を2cmほど敷く
バラの植替え
(4)バラの土を1/3入れて
根を広げながら苗を置く
接ぎ木部分は土の上に出す
バラの植替え
(5)高さと角度が決まったら
バラの土を足していく
バラの植替え
(6)棒などを使って
根のすき間にも土を入れる
バラの植替え
(7)鉢縁の3~5cmは
水を溜めるスペースとして残す
バラの植替え
(8)鉢底から溢れるまで水やり
し、水が引いたら繰り返す

高品質なバラの土

地植えのバラの場合

準備するもの
地植えバラの場合準備するもの
手袋/スコップ/バラの熟成たい肥

地植えバラの冬のメンテナンスは、冬剪定&土のリフレッシュです。
株元から30㎝ほど離れた所に、深さ30㎝ほどの穴を3~4か所掘り、その穴に堆肥を入れ、掘り起こした土を戻して混ぜ合わせます。
堆肥を土に混ぜることで、土に栄養分が増すだけでなく、微生物も増えて活発に動きだすので、
根が生長しやすいフカフカの土に蘇ります。
1つの穴に必要な堆肥は約5Lです。
2~3年に1回を目安に行ってください。

(1)株元から30cm離れた場所
に深さ30cmの穴を3~4カ所掘る

(2)特選有機バラのたい肥
5L入れる

(3)掘り起こした土を戻して
混ぜ合わせる

バラの植替えQ&A

Q.冬剪定と植え替えの順番は?
A.1月2月なら、どちらが先でも問題ありません。
良くないのは、11月~12月上旬くらいに、あわてて冬剪定をしてしまい、本格的な寒さが来る前に芽が吹いてしまうことです。
12月に植え替え、1月に冬剪定というパターンか、1月~2月に冬剪定&植え替えのパターンか、どちらかです。
Q.まだ葉が付いているのですが、どうしたらいいですか?
A.若い株は勢いがあるので、寒くなっても葉を付けていることがよくあります。
植え替えと冬剪定を一緒にする時に付いている葉は、すべて取り除きます。
手で葉をつかんで下に引っ張ると、簡単に取れます。
Q.花とツボミが付いているのですが、どうしたらいいですか?
A.植替えは、株を休ませる意味もありますから、花やツボミはカットします。もったいないと思ったら、お部屋に飾って楽しみましょう。
Q.根は水洗いをして土を落とすと聞きましたが?
A.水洗いは、してもいいですし、しなくても問題ありません。
Q.植えている鉢が大きいので、重くて植替えできません。。。
A.大きな鉢に植えているバラの植替えは確かに大変ですね。
その場合は、鉢に入れたまま、表面や株周りの土をくり抜いて、新しいバラの土を入れましょう。
また、「バラの堆肥」を鉢の上にマルチングし、支柱などの棒で鉢土に穴をあけて空気を入れてあげる(エアレーション)を行うと、鉢の中の古い土が生き返ります。
Q.5月に植え付けした新苗ですが、冬に植え替えする必要がありますか?
A.鉢の大きさと、株の成長具合によります。鉢に対して株が大きくなっている場合は植え替え、又は同時に鉢も大きくした方が良いです。
例えば、ナエマの新苗を8号鉢に植えてあって元気に育っているのなら、植え替えと鉢増しが必要です。逆に、ガブリエルの新苗を10号鉢に植えてあるなら、鉢増しは必要ないですし、土替えも必須ではありません。
鉢の中が根詰まりしているかどうかで判断してください。
鉢底穴から根が出ている、表面の土が固くなっていれば、根詰まりを起こしています。

バラのガンシュ
バラの根っこに出来たガンシュ

Q.植え替えの時、ガンシュを見つけました。処置と予防法は?
A.ガンシュ苗はウイルス感染の為、農薬での治療が出来ません。
また、根にストレス(過度の傷、過度の乾燥、強アルカリなど)がかかると、 ほぼどんな場所でも発症します。
ガンシュが発症してしまった場合は、地上部であれば見つけ次第ナイフなどでそぎ落とし、地下部であれば冬の植え替え時にそぎ落とします。
その際傷口に、トップジンMペースト等を塗っておくと、ガンシュ苗ウイルスはじめ他の菌に感染するのを防ぐことができます。木酢液を傷口に塗るのも効果があると言われます(強酸性の為)。
予防は、毎年良質な土やたい肥を十分施用して、「菌層の整った土」でバラを育てることです。
栽培している土に「善玉菌」が大量にあれば、ガンシュ苗などの「悪玉菌」が大発生しにくくなるためです。
上記の理由から、ガンシュ苗のウイルスを農薬等で完全に防ぐのはほぼ不可能なのですが、ガンシュ苗に負けない又は、発症しにくい栽培環境を作ることでバラを元気に育てることができます。

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木立性バラ3月~4月の育て方

3月~4月のバラの手入れ

3月は新芽、4月は若葉が茂りツボミも付く

3月~4月は、姿の変化が大きい時期です。日照時間が長くなり、気温が上がってくると、成長のスピードが加速します。
3月に新芽が出て、次に若葉が茂り、そのうち小さな蕾も見えて、、、と日に日に姿が変わっていきます。
暖かくなるので、虫も動きはじめ、病害虫に注意が必要になります。
若葉が出はじめてからは、毎日状態を観察すると病害虫を見逃しません。

3~4月のバラの状態

水やり 鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりやる
庭植えは、必要なし
肥料 月に1回「バラの肥料 」をやる
4月の肥料は中旬までに済ませる
病害虫 若葉にアブラムシが付きやすい。
葉が多くなるとうどん粉病も出てきます。蕾が付く頃 にはバラゾウムシにも注意。
この時期に
鉢苗を購入したら
一番花が終わるまで、入っている鉢のまま管理します。
蕾が付いている時に株の環境を変えると、蕾がダメになることがあります。
寒冷地の場合 4月の芽が動き出す前に、冬囲いを撤去します。雪が解け地面が見えてきたら剪定&植え替えを行います。

必要なお世話
芽かき

「芽かき」とは、同じ場所から芽がたくさん出ている場合、芽数を絞って力強い芽だけを残すことです。
なぜ芽を減らすのかと言うと、芽が多すぎると養分が分散してしまい、大きなよい花が咲かなくなること。
また、育ってくると枝が込み合い過ぎて風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなったり、日光が十分に当たらなくなるからです。
「芽かき」のタイミングは、芽が1~2センチになった頃です。

バラの芽かき3つのポイント

・芽は手で摘むこと
⇒ハサミで切ると組織が残り、再び芽が出ることがあるため
元気な芽を残すこと
芽の出ている向きから伸びた時をイメージして、残す芽を判断すること

バラの芽かき方法【ケース1】

芽かきの方法
同じところから2つ出ていた芽を、1つだけにしたケース

バラの芽かき方法【ケース2】

芽かきの方法
同じところから8つ出ていた芽を、2つだけにしたケース

木立性バラ3月~4月 よくあるQ&A

樹液の結晶
枝に線のように付く、樹液の結晶

Q.切り口や枝に付いている、白いものは何ですか?
A.これは、病気でも虫でもなく、バラの樹液が結晶化したものです。
切り口から樹液が溢れて、枝を伝って下に落ちるので、線状になっています。枝に白いものが付いているとカイガラムシと心配されることがありますが、違います。そのままにしておいて問題ありません。
Q.一緒に植え付けたのに、蕾が出ている品種と出ていない品種があります。
A.こちらのバラは蕾が出ているのに、こちらのバラはまだ出ていないから病気じゃないかしら…と心配されることがありますが、バラにも成長の早いもの、遅いものがあります。
一般的に「早咲き」「遅咲き」と言います。
また、冬剪定が遅かった場合は、そのぶん成長も遅れます。

若葉の色
同時期でも品種によって若葉の色が違う

Q.若葉が赤いのですが、病気ですか?
A.若葉の色はバラの品種によって違います。
ビギナーの方は、若葉が赤いことを心配されるかもしれませんが、品種によって若葉が赤っぽかったり、鮮やかな緑だったりするので、心配は要りません。
また、葉の大きさ、カタチ、厚みなども品種によって違います。
品種による葉の違いを観察するのも、バラを育てる楽しみの一つです。
Q.3月、4月にプラスチック鉢(一辺18センチ程度)に入った「大苗」を買いました。いつ植え付けたらよいですか?
A.3月に入り、寒さが緩んでくると、バラは活動を始めます。もし新芽が1センチ程度出ていたら、根にストレスのかかる植付けは6月まで待ちます。
買った時のプラスチック鉢で管理しながら、5月に花を咲かせてください。花が終わったら、なるべく早めに、遅くとも7月の梅雨明けまでには、鉢もしくは地面に植え付けましょう。
真夏に根の環境を変えると、根に強いストレスがかかって、株がダメになることがあるので、本格的な夏の前に終わらせましょう。
6月の植え替え方法
Q.4月にプラスチック鉢に入った「新苗」を買いました。いつ植え付けたらよいですか?
A.ツボミを摘んでしまうならば、すぐに植え付けて構いません。樹勢の強い品種で花を咲かせるなら、花を見た後に植え付けをした方がいいでしょう。ツボミが付いている時に根の環境を変えると、花を見られないことがあるからです。花を見たら、できるだけ早く植え付けを終わらせてください。
新苗の入った小さな鉢のまま夏本番を迎えた場合、水切れして枯らしてしまうからです。
6月の植え付け方法

バラのブラインド
ブラインドの枝先と正常な枝先

Q.枝先にツボミが付きません。どうすればよいですか?
A.いわゆるブラインドという症状です。ブラインドは、花芽の分化が不完全で成長が止まった状態です。
株にストレスがかかると起こります。日照不足、水切れ、急激な温度変化はなかったでしょうか?
ブラインドを見つけたら、早めに元気な5枚葉の下でカットします。新しい芽が伸びてきて、ツボミを付けてくれる可能性があります。

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木立性バラ5月~6月の育て方

5月、6月のバラの育て方

待ちに待ったバラシーズン!感動、喜びがいっぱい

5月中旬ころから、待ちに待ったバラの花が咲き始めます。
愛情を注いだ分、花を見る感動も大きいでしょう。
お友達を招いたり、花を切って飾ったり、飽きるまで眺めたり...ご自分で咲かせたバラで思いっきり楽しんでください。
また、一斉に花が咲いた後は、枝葉がぐんぐん成長してきます。
この時期は、できるだけ毎日観察して、咲いた花のお手入れをしましょう。

5月のバラの状態

水やり 鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりやる
庭植えは、適度に雨が降れば必要なし
肥料 5月は必要なし(ツボミが付いている時の肥料はNG)
6月、花が終わった後にお礼肥として「バラの肥料」を1回
病害虫 アブラムシうどん粉病黒星病バラゾウムシチュウレンジハバチ
この時期に
鉢苗を購入したら
花が終わる6月まで、入っている鉢のまま管理します。
花が咲いている時に植え替えると、花やツボミがダメになることがあります。
寒冷地の場合 5月は購入した苗の植え付け適期です

必要なお世話(1)
花がら摘み、切り戻し

咲き終わった花は、必ず摘み取ります(花がら摘み)。
そして、次の花芽を出すために枝を整えます(切り戻し)。
終わった花をそのままにしておくと、見た目が悪いだけでなく、灰色かび病などの原因になったりします。
また、花は早めに切り取る方が、株の生育が良くなります。

1本の枝に1輪だけ咲いている場合
一輪咲きのバラの花がら摘み

花が固まって咲く房咲きの場合
房咲きのバラの花がら摘み

必要なお世話(2)
病害虫の観察と対策

この頃になると、虫や病気が増えます。
せっかく咲いた花に穴を開けられたり、ツボミがダメになることも少なくありません。
発生しやすい虫や病気は、育てている場所の環境に起因しているので、家庭によって違います。
ご自分の家の傾向をつかんで、対策方法を考えるのも、バラ栽培の醍醐味の一つ。
あまり神経質になると疲れてしまうので、穴の開いた花を見つけたら「虫に食べられるくらい、この花が魅力的だったのね」くらいに考えて!せっかくのバラシーズンを楽しみましょう!

バラの病害虫診断

3月以降に購入した
鉢苗の植え替えは6月に

バラ6月の植え付け
6月に植え替えが必要な鉢苗

3月以降に購入した鉢苗、または3月までに植付けできなかった、右のような鉢苗は、花がひととおり咲き終わった6月頃に植え替えをします。
鉢で育てるならば、直径30センチ前後の10号鉢へ。地面に植えて育てるなら、最低でも1日に4~5時間日光の当たる場所へ。
遅くとも7月の梅雨明けまでには、植え替えを済ませましょう。

このまま育て続けると、根づまりを起こして育ちが悪くなります。また、土の量が少ないため、夏場に水切れを起こしてしまいます。
以下は鉢への植え替え方法ですが、地植えも、ほぼ同様の作業です。

「大苗」の植え替え方法

6月のバラ植え替え
(1)花後の切り戻しを終わらせ
ておく
6月のバラ植え替え
(2)鉢に鉢底石を2cmほど敷
6月のバラ植え替え
(3)バラの土を深さ1/3程度
まで入れる
6月のバラ植え替え
(4)株元を持ち、鉢の角を叩い
て、鉢から根鉢を外す
6月のバラ植え替え
(5)株元を持ちながら株を
鉢からスッポリ抜く
6月のバラ植え替え
(6)根鉢を崩さず(※)そのまま
鉢に入れ、高さと角度を調節する。
接ぎ木部分は土の上に出す
6月のバラ植え替え
(7)鉢縁3~4cmは水を溜める
スペースとして残し、土を足す
6月のバラ植え替え
(8)棒などを使って、隙間にも
しっかり土を入れていく
6月のバラ植え替え
(9)鉢底から溢れるまで水やり
し、水が引いたら繰り返す
  • ※生育期(4~11月)の植え替えは、できるだけ根を傷めない方が良いため

お徳用バラの土

「新苗」の植え替え方法

6月の「新苗」植え替え
(1)花後の切り戻しを終わらせ
ておく
6月の「新苗」植え替え
(2)鉢に鉢底石を2cmほど敷
6月の「新苗」植え替え
(3)バラの土を深さ1/2程度
まで入れる
6月の「新苗」植え替え
(4)人差し指と中指の間で
下の方の太い株元を挟み持つ。
接ぎ口から折れやすいので要注意
6月の「新苗」植え替え
(5)そのまま鉢を逆さにして
鉢から株を外すため鉢周りを揉む
6月の「新苗」植え替え
(6)鉢底をトントン叩くと外れ
やすくなる
6月の「新苗」植え替え
(7)手の平で株を支えながら
鉢から株をポコッと外す
6月の「新苗」植え替え
(8)そのまま鉢に入れ、
高さと角度を調節する。
接ぎ木部分は土の上に出す
6月の「新苗」植え替え
(9)手で土をギュッギュッと
押しながら土を足していく
6月の「新苗」植え替え
(10)鉢縁3~4cmは水を溜める
スペースとして残す
6月の「新苗」植え替え
(11)鉢底から溢れるまで水やり
し、水が引いたら繰り返す

お徳用バラの土

木立性バラ5月~6月 よくあるQ&A

Q.7月、8月に植え替えはできますか?
A.できますが、バラは暑さに弱く、真夏は根が弱っています。
7、8月に植え替えする場合は、できるだけ根を傷めないよう注意が必要です。
Q.接ぎ木部分に巻いてあるテープは、取っていいのですか?
A.「大苗」の場合は、植え替えの時にでも外してください。「新苗」の場合は、まだ完全に活着していないことがあるので、外さないでください。次の春までは、そのままにしておきましょう。
Q.「新苗」の接ぎ木部分に、テープのあるものと無いものがあります。何が違うのですか?
A.「切り接ぎ苗」と「芽接ぎ苗」の違いです。「切り接ぎ苗」にはテープが巻いています。「芽接ぎ苗」にはテープがありません。
どちらがイイとか悪いとかはなく、どちらもバラを作る技術です。

バラのボーリング
カビが生え、ボーリングしたツボミ

Q.バラのツボミが開きません。どうしたのでしょうか?
A.梅雨のような湿気の多い時期には、花びらにカビが生え、ツボミが固まってしまうことがあります(ボーリング現象)。この場合、一番外側の花びらを、一枚手で剥くと開いてくれることがあります。

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木立性バラ7月~8月の育て方

7月~8月のバラの手入れ

水切れ注意!
鉢植えは半日蔭、西日の当たらない場所へ移動

7月の梅雨が明けると、暑さが苦手なバラにとって、過酷な時期に入ります。
厳しい暑さで、株が弱ってしまうこともよくあります。鉢栽培の水切れには注意しましょう。
一方、それまでぐんぐん伸びていた枝葉の生育の勢いは、いったん収まります。
花は、この時期でもポツポツ咲きますが、夏の花は小ぶりで花びらの巻きが少なくなります。

7~8月のバラの状態

水やり 鉢植えは、土が乾いたら水やり
庭植えも、雨が少ない時は必要
肥料 暑さで根が弱るので、控えめに
病害虫 うどん粉病黒星病コガネムシチュウレンジハバチハダニ
鉢植えの
暑さ対策
・鉢を半日蔭、西日の当たらない場所へ移動する
・鉢に直射日光が当たって根が傷まないよう、他の鉢を周りに寄せて日陰を作る
鉢キャスターに載せ、地面からの熱を緩和
寒冷地の場合 一番花が咲きます。5月~6月のページを参考に

必要なお世話(1)
水分管理

バラの水やり

梅雨の間は、雨水だけで十分足りるので、鉢植えも庭植えも、基本的に水やりは不要です。雨の当たらない場所に置いてある鉢植えだけは、表面の土が乾いたらたっぷり水やりを。
梅雨が明けると、近年は驚くほどの暑さです。1日水やりを忘れると、株がダメになることがあるので、鉢植えには1日1回水やりが必要でしょう。鉢のサイズ(土の量)が小さい場合は、朝夕必要なこともあります。気温と乾燥具合によっては、庭植えのバラにも水やりが必要です。枝葉の状態を見て判断しましょう。
ただ、水分の与えすぎには注意。
根が常に水に浸かっている状態だと、根が呼吸できずに元気がなくなります。
あと、鉢植えなら底穴から水が出てくるくらい、たっぷりと。庭植えなら、株まわりにたっぷりと。

必要なお世話(2)
花がら摘み

暑いのでポツポツとしか咲きませんが、花が咲いたら花がら摘みを忘れずに。
咲いた花をそのままにしておくと、株が体力を消耗するので、早めに摘み取って。水をはった器に浮かべると涼を演出できます。ぴったりの器あります

1本の枝に1輪だけ咲いている場合
一輪咲きのバラの花がら摘み

花が固まって咲く房咲きの場合
房咲きのバラの花がら摘み

木立性バラ7月~8月 よくあるQ&A

Q.急に下の方の葉が黄色くなってしまいました。どうしたのでしょうか?
A.夏バテの症状です。水切れや、暑さなどが原因で、根を痛めてしまったときに起こる症状です。
鉢植えならば、しばらく半日蔭に移動したり、二重鉢にしたりなどして、株を休ませてあげましょう。
Q.水を切らしていないのに、株がぐったりしています。何が原因でしょうか?
A.水のやり過ぎです。水分をたくさん吸収して、水太りしている状態と思ってください。
暑いからといって、土が湿っているのに水やりをすると、夏バテしやすい株になってしまうので、水やりは土が乾いたらやりましょう。
Q.庭植えですが、水やりは必要ですか?
A.庭植えのバラの場合、基本的には水やりが不要なのですが、この時期は例外です。夏場だけは、雨が少なかったり暑さが厳しいときは、庭植えでも水をやってください。
Q.病気で葉が全て落ち、枝だけになっています。もう花は咲きませんか?
A.全て葉が落ちてしまっても、ダメになったわけではありません。枝が緑色のうちは、まだ生きています。涼しくなれば、また新芽と若葉が出てきます。弱っているので、強烈な直射日光の当たらない場所へ移動させて、回復を待ちましょう。

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木立性バラ9月~10月の育て方

9月~10月のバラの手入れ

9月はじめの「夏剪定」で、10月の秋バラ準備

夏の暑さが落ち着いて気温が下がってくると、バラも活動を再開して、新芽を出しはじめます。
その前に四季咲きのバラは「夏剪定」をして、秋バラを一斉に咲かせる準備をしましょう。
「夏剪定」は9月はじめが適期です。

9~10月のバラの状態

水やり 鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり
庭植えも、雨が少ない時は必要
肥料 夏剪定の後「バラの肥料」を1回
病気や夏バテで弱った株には控えめに
病害虫 うどん粉病黒星病コガネムシチュウレンジハバチ
寒冷地の場合 二番花、三番花が咲きます。夏剪定はしません。

9月はじめに「夏剪定」

10月に咲く秋バラのタイミングや樹形を整えるために、9月はじめに「夏剪定」をします。
気温が下がってくるとバラが活動を再開し、新芽が伸びてくるので、その前に終わらせるのがポイントです。
夏過ぎの株の状態によって、剪定の程度を変えます。

葉が半分以上残っている元気な株
夏剪定
弱った枝を整理し、全体の高さの1/3程度を切る

葉が少なくなっている株
夏剪定
弱った枝を整理し、枝先を切って樹形を整える

10月中旬から秋バラ開花

バラは切り戻してから、50~55日で次の花が咲くといわれています。
もし9月はじめに「夏剪定」をすれば、10月中旬から秋バラが咲き始めます。
秋の花は春の花に比べ、ひとまわり小さく、花数も少ないですが、色と香りが濃く、1輪1輪に存在感があります。また、ツボミからゆっくり花開いていくので、長く姿を楽しめます。
切り戻しをすれば、またツボミを付けて、1月まで咲いてくれるバラもあります。

秋バラの楽しみ
秋は気温が低いので、ツボミから開くまでの時間が長い。色も香りも濃く、存在感があります。

木立性バラ9月~10月 よくあるQ&A

Q.夏剪定は絶対やらないといけませんか?
A.夏剪定をしなくても、四季咲きのバラは秋も咲きます。
ただ、ポツポツと咲くので華やかさには欠けます。それでも構わないなら「夏剪定」はしなくても問題ありません。
また、寒冷地でも夏剪定はしません。
Q.秋のバラはいつまで咲きますか?
A.寒冷地を除けば、近年の冬は暖かいので1月に入っても花を咲かせることもあります。1月の中旬頃までなら咲かせても問題ありません。
それ以降は、花やツボミを取り除き、冬剪定をして株を休ませます。
Q.10月に鉢苗を購入したのですが、すぐに植え替えたほうがいいですか?
A.花が終わるまでは、植え替えずそのまま鑑賞しましょう。花やツボミが付いている時に環境を変えると、花がしおれたり、ツボミが落ちたりします。
もし、入っている鉢が気に入らなければ、好みの鉢にすぽっと入れて鉢カバーにすると気になりません。

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木立性バラ11月~12月の育て方

11月~12月のバラの手入れ

来シーズンの計画を立てよう!今年の反省&新しいバラ

11月は、まだポツポツと花が咲きます。花がら摘みだけは忘れずに。
12月になって気温が下がると、葉が黄色くなり自ら葉を落としていくバラも出てきます。これは、バラが休眠しようとしている証拠なので、心配いりません。
お世話がひと段落したこの時期に、来シーズンのバラの計画を立てましょう。

11~12月のバラの状態

水やり 乾き気味でOK。やり過ぎない。
庭植えは必要なし
肥料 必要なし
病害虫 うどん粉病。また、黒星病などで落ちた葉は拾って処分しましょう。病害虫が潜んでいることがあります
寒冷地の場合 雪の積もる前に植え付けを終わらせる。寒さが-10℃を越す場所は、鉢を動かすなど対策が必要。

木立性バラ11月~12月 よくあるQ&A

Q.12月でも花が咲いています。咲かせてもいいですか?
A.1月の冬剪定までは、咲かせて構いません。
Q.寒くなってから付いたツボミが開きません。どうすればよい?
A.寒くなると養分が枝先まで行かなくなり、付いたツボミも開かなくなります。
カットして暖かい部屋に飾ると開くことがありますので、お試しください。
Q.庭植えのバラを移動させたいのですが、いつがいいですか?
A.庭植えのバラを移動させるには、根を切る必要があるため、休眠中に行いましょう。12月から1月頃が最適です。
まず高さの半分くらいで仮剪定します。次に株元から30センチ~40センチほどのところにスコップを入れ、株を掘り上げます。新しい場所にも30センチ~40センチの穴を掘り、大苗と同じ要領で植え付けます。
Q.12月に鉢苗が届きました。スグに植え付けをしてもいいですか?
A.12月に届く鉢苗は、スグに植え付けをした方がいいでしょう。遅くとも2月までには終わらせます。

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